Web サイトやブログ、オウンドメディアを作成したいと思った場合、ほとんど WordPress を使用して作成されることが多いです。
また、Web エンジニアを目指す場合、WordPress を利用したサイト制作のスキルは必須といっても過言ではないでしょう。
この記事では、WordPress を学びたい初心者の方向けに、WordPress を独学で学ぶステップを紹介します。
WordPress とは
WordPress（ワードプレス）は、オープンソースの CMS で、世界で最も利用されているプラットフォームの一つです。
専門的なプログラミング知識がなくても、簡単にブログやサービスサイトを構築できます。そして、WordPress は原則として無料で使用できます。
実際、W3Techs のデータによれば、世界中の Web サイトの 40%が WordPress を採用しており、CMS 市場でも 64%のシェアを獲得していることがわかっています。
では、WordPress が世界ナンバーワンの位置を確立する秘訣は何でしょうか？
その理由は、プログラミングの知識がない人でも簡単にコンテンツを投稿できる使いやすさと、無料で提供されていることが大きく影響しています。
では、WordPress の特長について詳しく説明しましょう。
WordPress（ワードプレス）のメリット 6 つ
- ウェブサイト構築が簡単で、初心者でも対応可能
- 無料で提供される CMS（コンテンツ・マネジメント・システム）
- HTML やコーディング、サーバーの知識が不要
- 数多くの無料・有料テーマで自由なデザインが可能
- さまざまな種類のウェブサイトに対応可能
- SEO 対策やカスタマイズに適したプラグインが豊富
1. ウェブサイト構築が簡単で、初心者でも対応可能
WordPress は、ウェブデザイン初心者やウェブサイトの経験がない方々にも非常に使いやすいプラットフォームです。
コーディングの知識が不要で、短期間でサイトを構築できます。
直感的な編集機能を備えており、見出しやデザインの変更、強調表示などが容易に行えます。
2. 無料で提供される CMS（コンテンツ・マネジメント・システム）
WordPress は無料で提供されており、テーマやプラグインも無料で利用できます。
必要な機能を追加するために課金する必要はありませんが、ドメイン料金やサーバー代などは別途必要です。
3. HTML やコーディング、サーバーの知識が不要
ウェブサイトの基本的な更新作業は、HTML や CSS の知識が不要で、直感的に操作できます。
サーバーの設定については少し専門的な知識が必要ですが、基本的な情報を見ながら進めれば問題ありません。
4. 数多くの無料・有料テーマで自由なデザインが可能
WordPress は多くのテーマやテンプレートが用意されており、デザインの自由度が高いです。
無料・有料の幅広いテーマがあり、ニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
5. さまざまな種類のウェブサイトに対応可能
WordPress は個人ブログから法人のサービスサイト、EC サイトまで、さまざまな種類のウェブサイトに適しています。
高度なカスタマイズが可能で、多くのニーズに応えられます。
6. SEO 対策やカスタマイズに適したプラグインが豊富
WordPress は多くのプラグインが存在し、ウェブサイトの機能を拡張できます。
SEO 対策やセキュリティ対策、機能拡張などに役立つプラグインが豊富にあります。
次に、WordPress のデメリットについて説明します。
WordPress（ワードプレス）のデメリット 6 つ
- サーバーの設定が必要
- カスタマイズには専門知識が必要
- 手厚いサポートがない
- 定期的なアップデートが必要
- セキュリティの脆弱性がある
- SEO 対策が必要
1. サーバーの設定が必要
WordPress を利用するには、サーバーの取得と設定、ドメインの取得と連携が必要です。
これには専門的な知識が必要で、初心者の方には難しいかもしれません。
2. カスタマイズには専門知識が必要
ウェブサイトの高度なカスタマイズには CSS や HTML、PHP の知識が必要です。
基本的な更新は簡単ですが、こだわりのあるデザイン変更には高い理解が必要です。
3. 手厚いサポートがない
WordPress は無料で提供されているため、公式のサポートが限られています。
問題解決には自己解決やコミュニティの協力が必要です。
4. 定期的なアップデートが必要
WordPress のシステムやプラグインは定期的にアップデートされます。
アップデートを怠るとセキュリティの脆弱性が生じる可能性があります。
5. セキュリティの脆弱性がある
WordPress は広く使用されているため、セキュリティの脆弱性が狙われやすいとされています。
セキュリティ対策が必要です。
6. SEO 対策が必要
WordPress を使用しても、SEO 対策が必要です。
プラグインを利用したり、キーワードを意識したコンテンツを発信する必要があります。
WordPress を学ぶステップ
- 教本を入手する
- HTML と CSS の基礎を学ぶ
- Web デザインの基本を理解する
- WordPress サイトをトレースして制作
- Web マーケティングとコンテンツ制作について学ぶ
- WordPress で自分の Web サイトを制作
- クラウドソーシングで制作案件を受注
- 続けるための方法を見つける
1. 教本を入手する
HTML・CSS・WordPres の教本を購入しましょう。
YouTube やウェブサイト上の学習コンテンツもありますが、体系的に学ぶには書籍が便利です。
初心者の方向けで最新の情報が掲載されているものを選びましょう。（後日、初心者の方へおすすめの書籍をまとめた記事も書こうと思っています）
2. HTML と CSS の基礎を学ぶ
次に、Web ページを構築するために必ず必要となってくる HTML と CSS の基本を購入した教本から学びましょう。
HTML は Web ページの骨組みを、CSS は Web ページの装飾を行なってくれる言語です。
一通り学習し終えたら、模写コーディング（他の Web ページを真似して作ってみること）を繰り返して HTML・CSS の理解を深めていきましょう。
3. Web デザインの基本を理解する
Web サイトの基本的な構造、色彩、フォント、写真の選択など、デザインの基本ルールを学びましょう。
これにより、見栄えの良い Web サイトを構築できます。
4. 実際に存在するサイトを真似して制作
Web デザインの基礎が身についたら、改めて実際に存在する Web サイトや LP を真似して制作してみてください。
エラーが発生した場合は、情報を調べたり教本を再度参照したりして問題を解決しましょう。
5. Web マーケティングとコンテンツ制作について学ぶ
Web サイトの制作だけでなく、マーケティング視点でのウェブサイト設計やライティングのスキルも重要です。
SEO に関する知識も取得しておくと良いでしょう。
6. WordPress で自分の Web サイトを制作
学んだスキルを活かし、自分のオリジナル Web サイトを WordPress で制作しましょう。
自分のブランドやアイデンティティを反映させたサイトを作成しましょう。
7. クラウドソーシングで制作案件を受注
スキルを向上させたら、クラウドソーシングプラットフォームで小規模な WordPress サイトの制作案件を受注してみることを検討しましょう。
実績を積み重ねて、スキルを高めていきます。
8. 続けるための方法を見つける
独学は途中で挫折しやすいこともあります。
スクールを検討したり、ポートフォリオを充実させるために案件を探すことで、モチベーションを保ちましょう。
以上のステップに沿って学ぶことで、WordPress の基本スキルを身につけ、Web 制作の世界でスキルを発展させることができます。
WordPress を学ぶことで、Web サイト制作や Web エンジニアのキャリアに一歩近づけるでしょう。
